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2015年10月19日

おいしい日本語

master (2015年10月19日 15:26) | トラックバック(0)
kahuka.jpg東京都心は秋晴れです。みなさま、お元気ですか。
穎才学院教務です。

今日は、いつもより少しだけ朝早く目が覚めたので、ちょっと豪華な朝食を食べてみました。

朝食のお供は、村上春樹の『海辺のカフカ』上巻です。

彼の勧めるサンドイッチは見るからにおいしそうだった。僕は礼を言って、それを受けとり食べる。柔らかい白いパンにスモーク・サーモンとクレソンとレタスがはさんである。パンの皮はぱりっとしている。ホースラディッシュとバター。(新潮文庫『海辺のカフカ』上巻 219ページより)

村上春樹の小説にはごはんの場面がたくさん登場します。読むだけで、口の中につばがたまってきて、ごはんが食べたくなる。そんな日本語です。

こういうことを言う人はあまり多くありませんが、人に届く言葉というのは、その意味ではなく響きに特徴があるのです。

おいしい食べ物って、口の中にいれたとき、そのおいしさがじわっと広がるでしょう?

その点では、言葉と食べ物とは、よく似ていると思います。

私にとって、村上春樹の手作りサンドイッチをめぐる日本語は読んでいておいしさがじわじわ身体に広がる日本語です。

食欲の秋、読書の秋と言いますが、みなさんもみなさんにとっての「おいしい日本語」を探されては、いかがでしょう。


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