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2015年10月 5日

「図書館の自由に関する宣言」

master (2015年10月 5日 17:37) | トラックバック(0)
少しずつ秋の気配が深まってきたように感じます。みなさん、お元気ですか。
こんにちは。穎才学院教務です。

「読書の秋」とよく言われます。
確かに秋の天気が良い日には、お気に入りの本を携えてお散歩に出掛けたくなるものです。
最近では、オンラインで簡単に書籍が入手できるようになりました。
また、インターネットを利用して調べものをするということも少なくありません。

一方で、図書館を利用することで、私たちは必要なときに自由に図書・記録・資料にアクセスすることができます。

デジタルデバイスやインターネット環境が発達した今日でも、デジタル書籍やインターネット上にアップされた情報の総量は、世界中の図書館で管理・保存されている図書・記録・資料によって知ることができる情報量におよびません。

みなさんは、「図書館の自由に関する宣言」という文書をしっていますか。

図書館の自由に関する宣言(抄)
図書館は、基本的人権のひとつとして知る自由をもつ国民に、資料と施設を提供することを、もっとも重要な任務とする。この任務を果たすため、図書館は次のことを確認し実践する。
第1 図書館は資料収集の自由を有する。
第2 図書館は資料提供の自由を有する。
第3 図書館は利用者の秘密を守る。
第4 図書館はすべての検閲に反対する。
図書館の自由が侵されるとき、われわれは団結して、あくまで自由を守る。

日本図書館協会の綱領であるこの文書は1954年に作られたものです。第二次世界大戦中、日本の図書館は思想統制・言論弾圧に屈せざるを得ませんでした。図書館が二度とそのような行為に加担することがないよう、綱領では、図書館は市民の知る自由を守る立場にある、ということがクリアーに宣言されています。

最後の「図書館の自由が侵されるとき、われわれは団結して、あくまで自由を守る。」という表現なんかは、ドキドキしてしまうくらい力強い表現です。

有川浩さんの「図書館戦争」シリーズは、若い世代を中心に、多くの読者に支持されている作品です。有川浩さんは、この「図書館の自由に関する宣言」を『図書館戦争』という物語の扉のページに引用しました。

tosyo.jpg

「図書館戦争」シリーズは、本をあまり読まない若い世代にも支持される本です。そういう本って、珍しいですよね。そして、その本が図書館の公共性をめぐる宣言からはじまる、ということには何か意味があるような気がしてなりません。

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