板橋の塾 穎才学院のブログ 【エイサイブログ】 穎才学院ホームページへ

2014年8月16日

2014合宿2日目

master (2014年8月16日 10:04) | トラックバック(0)
おはようございます。合宿2日目です。

6時半に全員で集合して、ラジオ体操です。

P8162298.JPGP8162299.JPG
↑「ラジオ体操第1」は、みんな上手にできました。

P8162305.JPGP8162302.JPG
↑でも…「ラジオ体操第2」になると…。 なんだこの動きは!

最近は学校でラジオ体操をきちんと教えないこともあるようですね。うーん。

2日目の朝、参加者全員体調などに大きな問題はありません。

P8162308.JPGP8162309.JPG
↑ 洛南高校流「食事作法」を行って…「いいただきます!」

2日目の朝食で3回の食事を摂りました。お子様が食事を摂られる様子を拝見していて思うことは、アレルギー等の体質の問題は除いて、尚「偏食・好き嫌いが多い」ということです。「これも食べない…。あれも食べない…。じゃあ、この子はふだん何を食べているんだろう?」と思わずにはいられないことがあります。とても心配です。

穎才学院の合宿では、食事の際にどの生徒がどのくらいの食事を摂って、どのくらいのものを食べ残しているか、毎年、教務・事務で把握するよう努めています。これまで約10年間の統計上、偏食の傾向が見られるお子様は「睡眠時間が短い」「極端な夜型である」「昼間、急に睡眠状態に陥る」といった睡眠・生活リズムに関する問題や、「集中力が続かない」「学習の成果がなかなか上がらない」といった学習に関する問題を合わせて抱えていらっしゃることが多いです。

合宿期間中、食事について好き嫌いの目立つ生徒は、おそらく日頃から食事に関して偏食の傾向にあるのでしょう。そのような食事について好き嫌いの目立つ子供は、年々増加しているように思います。それは穎才学院の塾生だけの傾向ではなく、おそらく全国的な傾向だと考えられます。

いわゆる「食育」の重要性を強く感じます。私たち人間にとって、味覚は大脳の「大脳辺縁系」がつかさどるものであることが知られています。また、人間だけでなくラット(ねずみ)にも「味覚の嗜好性(味に関する好き嫌い)」は存在することが知られていて、ラットの「味覚の嗜好性」の発言には「大脳辺縁系」の一部の機能が関係していることが、大阪大学の研究等で確認されています。そして、私たちにとり、「大脳辺縁系」は記憶や情動、自律神経活動をつかさどる重要な箇所でもあるわけです。

今後の大脳に関する研究の進展が待たれますが、「味覚の嗜好性」と「記憶」や「情動」、「自律神経活動」には何らかの関連があると予測されるところです。

そして、そのような脳科学的なアプローチが発展する前から、私たち人間の社会には「食文化」が存在します。例えば、20世紀の偉大な文化人類学者、クロード・レヴィ=ストロースは1964年から71年にかけて"Les Mythologiques"と題した5冊のテキストを編みました。日本語訳としては『神話論理』というタイトルでみすず書房から出版されています。レヴィ=ストロースによれば、さまざまな民族にみられる食事には一定の構造が発見できて、食べ物に関する重要な構造のひとつが「生のもの」「火にかけたもの」「腐ったもの」という三角関係である、というのです。これを「料理の三角形」と呼びます。

50139-2.jpg

〈わたしは、先住民の哲学において料理が占める真に本質的な場を理解しはじめた。料理は自然から文化への移行を示すのみならず、料理により、料理を通して、人間の条件がそのすべての属性を含めて定義されており、議論の余地なくもっとも自然であると思われる――死ぬことのような――属性ですらそこに含められているのである〉

といったのは、まさにレヴィ=ストロースです。彼に拠れば、私たちは料理を通して人間にとって大切な事柄の多くを知ることができるのです。

話を「食育」に戻しましょう。仮に、いま全国的に子供の偏食が顕著になっているとするなら、私たちには、家庭のほかに子供たちへの「食育」を担う場所を立ち上げる必要があるでしょう。それは「学校」であるかもしれませんし、「家庭」でも「学校」でもないどこかであるかもしれません。

とにもかくにも、私たち大人は子供の食事について、丁寧に考えなければならないところに来ているのかもしれないと思われます。

さて、朝食後、生徒たちは学習に励んでいます。

P8162318.JPGP8162333.JPG
↑ 高校3年生が一生懸命勉強しています。


トラックバック(0)

トラックバックURL: http://eisai.sakura.ne.jp/cgi-bin/mtos/mt-tb.cgi/328

 

Copyright c 2009 穎才学院 All Rights Reserved Powered by geniusweb