板橋の塾 穎才学院のブログ 【エイサイブログ】 穎才学院ホームページへ

2010年2月25日

【十八史略 現代語訳】先従隗始

master (2010年2月25日 18:22) | トラックバック(0)
 燕の人々は太子の平を擁立して君主とした。これが昭王である。昭王は戦死者を弔って、言葉使いを丁寧に話して褒美を手厚くして、そして賢者を招こうとした。郭隗に質問して言うことには、「斉の国は私の国が乱れているのに乗じて、攻撃し燕を破った。私は燕が非常に小国で、それにって斉に報復することに力が足りないことを承知している。本当に賢者を国に招いてともに国政を運営し、そして先王の恥辱を晴らすことが、わたしの願いである。先生は賢者として適当な人物を示せ。私はその賢者に仕えることがでるだろう」と。
隗が言うことには、「昔ある国の君主で千金を使って召使に命じて千里の馬を買い求めさせたものがいた。召使は死んだ馬の骨を五百金で買って帰った。君主は怒った。そこで召使が言うことには、『死んだ馬の骨でさえ高い値で勝ったのですから、まして生きている名馬ならなおさら高い値で買うでしょう。名馬はすぐにでもやってきます』と。一年たたないうちに、千里の走る名馬が3頭もやってきた。今、昭王が必ずや賢者を招きたいと思うならば、まずこの隗から始めなさい。私が厚い待遇を受けたと聞けば、まして私より賢い者は、どうして千里の道を遠いとするだろうか、いやしないだろう」と。
そこで、昭王は隗のために邸宅を新しく作って、隗を先生として仕えた。そこで、天下の賢者たちがこぞって燕にやってきた。

カテゴリ:

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://eisai.sakura.ne.jp/cgi-bin/mtos/mt-tb.cgi/27

 

Copyright c 2009 穎才学院 All Rights Reserved Powered by geniusweb